残念ながら集客できないパーソナルジムの６つの理由と改善策

パーソナルジムの知名度が低く、認知されていない

集客できないパーソナルジムの理由のひとつに、そもそもパーソナルジムの存在を知られていないことが考えられます。

特にパーソナルジムの開業時などはその準備に時間を費やしてしまい、お店をしってもらうためのアクションをおろそかにしてしまうことも少なくありません。

パーソナルジムもできていないのに・・・
開業準備中に発信できることなんてある？

そう思う方もいらっしゃると思いますが、この期間ならでは情報もあります。

それに、情報を発信する手段や宣伝方法は沢山あります！

WEBサイトやBlog、SNSは無料で始めることができるものもあり、費用をかけずに始めることができます。

でも！

新規で作成したWEBサイトは、ユーザーが特定のキーワードで検索した際に、あなたのウェブサイトが検索結果に表示されるまでには、一般的に数週間から数ヶ月かかることがあります。

SNSもフォロワーがいないと伝えるべき発信力が弱くなるケースもあります。

「パーソナルジムのオープンが近づいてきたから情報発信するぞ！」

と意気込んで発信しても効果に結びつかないので、特に開業時などは、情報を発信する手段によって、ある程度、余裕を持って始める必要があります。

また、パーソナルジムを開業してから日数が経過しているのに集客に結びつかない場合も、情報発信や宣伝が不足していることが考えられます。

小規模な店舗の広告宣伝費の目安は、一般的に年間売上の５～１０％と言われています。

無料で出来る情報発信手段も上手に活用し、パーソナルジムを知ってもらうための広告宣伝と情報発信に取り組んでみましょう。

【開業準備中に発信するべきことがら】

• パーソナルジムがオープンする日のお知らせ
• パーソナルジムの開業までの様子を画像や動画で発信
• パーソナルジムのオープニング特典のお知らせ
• トレーナーの紹介　など

【情報発信や宣伝のアイデア】

• MEO対策（Googleビジネスプロフィールの最適化）

• パーソナルジムの正確な情報を登録
• 写真や口コミを増やし、検索順位を上げる
• 「パーソナルジム ○○（地域名）」で上位表示を狙う

• SNS・Webサイトを活用する

• InstagramやYouTubeでトレーニング動画や実績を発信
• ホームページにSEO対策を施し、検索に強くする

• SNS広告やリスティング広告を実施

• オフラインの認知度向上
• チラシ配布やポスティングを積極的に活用する

• 地域のスポーツイベントに協賛

• 看板設置や地元メディアへの掲載を活用する
• 無料体験やキャンペーン を実施し、話題性を作る　など

パーソナルジムのターゲットが明確でない

自分のパーソナルジムが、どんな人に来てもらいたいのか、ターゲットが明確になっていないまま、宣伝や情報発信を行っても、集客に結びつかないことがあります。

例えば、「ダイエット向けなのか？ 筋力アップ向けなのか？」 が不明確な場合、お客様は「自分に合うジムなのかわからない」と感じてしまいます。

また、「全ての人に対応できます！」と打ち出すと、逆に「どんな特徴のジムなのか分からない」という印象を与えてしまいます。

パーソナルジムの集客が伸び悩む原因の一つは、ターゲットが明確でないことです。

誰に向けたサービスなのかを明確にし、適切な施策を講じることで、効率的に集客を強化できますので、改善策を紹介します。

【改善策】

• 自分のパーソナルジムのターゲットを明確に設定する

• 例：30代女性向けダイエットジム、アスリート向けトレーニングジム など

• 競合のパーソナルジムとの差別化を図る

• 例：「女性専用ジム」「短期間で結果を出すジム」など

• ターゲットに合った宣伝・コンテンツを作成する

• 例：ダイエットジムなら「成功事例の投稿」「食事アドバイスの発信」など

• コンセプトを明確に打ち出す

• 例：「初心者専門のパーソナルジム」「運動嫌いでも楽しく続けられるジム」など

• ターゲットに合った料金設定とサービス提供

• 例：初心者向けなら「無料体験」「リーズナブルな価格」
• 高価格帯なら「食事指導付き」「トレーナー資格保持者による指導」

パーソナルジムのWeb・SNSの集客対策が不十分

最近は ジム探しをオンラインで行う人が増えているため、Web集客が弱いと新規顧客を獲得しにくくなります。

例えば、「パーソナルジムと○○（地域名）」で検索しても表示されない場合、お客様に見つけてもらうことすらできません。

一度、試してみてください！

ガーン！まったく検索結果に出てこない！！

パーソナルジムの集客が伸び悩む要因の一つは、WebやSNSの活用が不十分なことです。

効果的な情報発信やターゲットに響く施策を取り入れることで、集客力を向上できますので具体的な改善策を紹介します。

【改善策】

• Googleビジネスプロフィールを最適化（MEO対策）し、Googleマップで上位表示を狙う

• 正確な情報を登録（住所・営業時間・連絡先を最新に）
• 写真・動画を充実（店内・設備・トレーニング風景を掲載）
• 口コミを増やす（顧客にレビュー投稿を依頼し、返信を行う）
• 投稿機能を活用（キャンペーン情報や健康アドバイスを発信）
• 定期的な更新と口コミ対応を行い、検索上位を維持しましょう。

• ホームページを作成し、SEO対策（検索に引っかかるようなブログ記事を書く）を行う

• 例：キーワード：「パーソナルジム ○○（地域名）」を意識
• 例：ブログ記事で専門知識を発信

• Instagram・YouTube・TikTokを活用 し、トレーニングの魅力を発信する

• Instagram・YouTube・TikTokでトレーニング動画やビフォーアフターを投稿
• ストーリー機能を活用し、日常の様子を配信
• ハッシュタグ「#パーソナルジム #ダイエット #筋トレ初心者」などを活用

• お客様の口コミ・レビューを増やす ことで信頼度を上げる

• 例：実績やお客様の声を掲載
• 例：既存顧客にレビュー投稿を依頼
• 「口コミ投稿で○○プレゼント」などのキャンペーン実施

パーソナルジムの料金・プランが分かりにくい

パーソナルジムの集客が伸びない原因の一つに「料金・サービス内容が分かりにくい」という理由があります。

パーソナルジムの料金やプランが分かりにくい理由に、次のようなことが挙げられます。

• 複数のプランやオプションが準備されすぎて、自分に適切なものが分からない
• 専門用語が多すぎる
• 料金が明確でなかったり、追加料金など隠れコストがある
• プランの比較が行いにくい
• カスタイマイズできるオプションのプランが多すぎる　など

ご自身のパーソナルジムの料金やプランを見直してみて・・いかがでしょう？

ちょっと、分かりにくいかも

料金が不明瞭だったり、コース内容が複雑だと、興味を持ったユーザーが申し込みを躊躇してしまいます。

特に、パーソナルジムは高額なサービスが多いため、明確な料金表示が信頼獲得に直結します。

こちらでは、パーソナルジムの料金やプランを分かりやすくするためのポイントをご紹介します！

【改善策】

• 料金プランをシンプルにする

• 複雑なプランは混乱を招き、離脱につながる原因になります。
• 基本プランを3つ程度にまとめる→ 例：「ライトプラン（週1回）」「スタンダードプラン（週2回）」「プレミアムプラン（週3回）」
• シンプルなネーミングにする→ 例：「初心者向け」「短期集中」「継続サポート」など

• 料金を明確に表示する

• 「お問い合わせください」といった表記は不信感を生みやすいです。
• 料金を明確に記載する（例：月額〇〇円、1回〇〇円）
• 入会金・事務手数料などの追加費用がある場合は明記する
• 「なぜこの料金なのか」の根拠を示す→ 例：「マンツーマン指導」「食事指導込み」「トレーナーの経験豊富」など

• 料金比較表を作成する

• 他のジムとの比較を示すと、顧客にとっての価値が伝わりやすくなります。
• 一般的なパーソナルジムと自社の料金・サービスを比較
• 表形式で「何が違うのか」を一目で分かるようにする
• 「安さ」ではなく「コスパの良さ」を伝える

• 返金保証やお試しプランを用意する

• 「試せないと不安」「続けられるか分からない」といった顧客心理に対応。
• 体験トレーニング（無料 or 低価格）を設定
• 返金保証をつける（例：「初回1週間以内の解約なら全額返金」）
• 回数券や都度払いプランを用意する

• 口コミ・実績を活用して信頼性を高める

• 実際の成果や利用者の声があると、安心感が生まれます。
• 実際の会員の声・ビフォーアフター写真を掲載
• Google口コミやSNSのレビューを活用する
• 「〇〇名以上の指導実績」「〇〇％の顧客が3ヶ月以上継続」などの実績を明記

• 「追加料金なし」「シンプルな料金体系」を強調する

• 「あとから追加料金が発生しないか心配」という不安を払拭。
• 「追加料金なし」などの安心感を持たせる表現を使用
• 例：「入会後の追加料金なし」「食事指導込み」「すべての料金を明確に公開」

パーソナルジムの口コミ・評判が少ない、または悪い

パーソナルジムの集客が伸び悩む原因の一つに、口コミ・評判が少ない、または悪いことが挙げられます。

ユーザーはジムを選ぶ際にGoogleの口コミやSNSの評判を参考にするため、口コミが少ないと「利用者が少ない＝人気がない」と判断され、申し込みをためらう可能性があります。

また、悪い口コミが目立つと不安を感じ、別のジムを選んでしまうこともあります。

パーソナルジムの悪い口コミを書かれて・・放置してしまっているけど、大丈夫なの？

お店の悪い口コミを放置するのは、一般的におすすめできません。

悪い口コミも適切に対処することで、顧客満足度を向上させ、信頼を回復することができます。

パーソナルジムの集客が伸び悩む要因の一つに、口コミ・評判の少なさや悪さがあります。

パーソナルジムの良質な口コミを増やし、信頼感を高めることで集客力を向上につなげる具体的な改善策を紹介します。

【改善策】

• 顧客に口コミ投稿を依頼

• トレーニング終了後や成果が出たタイミングで、自然にレビューをお願いする。
• Googleビジネスプロフィールやホットペッパービューティーに投稿を促す。

• 口コミ投稿の特典を用意

• 口コミ投稿でプロテイン1杯無料、次回トレーニング割引などの特典をつける。

• 悪い口コミには誠実に対応

• クレームには丁寧な謝罪と改善策を示し、誠意ある対応で信頼を回復する。

• SNSやブログでお客様の声を紹介

• 実際の利用者のビフォーアフターや感想を発信し、信頼度を高める。
• 口コミは信頼を築く重要な要素。積極的に対策を行い、評判を向上させましょう。
• Instagramのストーリーでお客様の声を紹介

• お客様の声・ビフォーアフターを掲載

• 実際の成功事例を紹介し、信頼性を高める。
• 例：「3カ月で○kg減！」などのビフォーアフター写真

パーソナルジムのリピート率が低い

パーソナルジムの集客が伸び悩む原因の一つに、リピート率の低さが挙げられます。

新規集客だけでなく 「リピート率」 も重要です。

パーソナルジムは 「継続して通ってもらう」ことで売上が安定 するため、リピート率が低いと集客コストが増え、経営が厳しくなります。

パーソナルジムのリピート率を計算する方法は、

• 一定期間（例：1か月、3か月、1年）以内に、再来店した顧客数を数えましょう（リピート顧客数）
• 次に、上記の期間内に来店した全ての顧客数を数えます（総顧客数）
• リピート顧客数÷総顧客数×100　で計算

例えば、月間100人が来店し、そのうち20人がリピートの場合、20÷100×100＝20％で、20％がリピート率になります。

簡単ですね！早速計算してみます！

ちなみに、株式会社うちなーうぇぶ(所在地：沖縄県那覇市)が運営するWEBサイト『シェアライフ』が行った、パーソナルジムに通った経験がある20代以上の男女282人にアンケートでは、最後まで続けた人は37.8％という継続率だったそうです。

パーソナルジムの集客において、リピート率の低さは大きな課題です。

継続して通ってもらうためには、サービスの質や満足度を向上させることが重要です。

以下の5つのポイントを意識して、改善を進めましょう。

【改善策】

• 自身のパーソナルジムのリピート率を把握しましょう！

まずは、自店のリピート率を把握するところから始めましょう！計算方法は以下の通りです。

• 一定期間（例：1か月、3か月、1年）以内に、再来店した顧客数を数えましょう（リピート顧客数）
• 次に、上記の期間内に来店した全ての顧客数を数えます（総顧客数）
• リピート顧客数÷総顧客数×100　で計算
• 例えば、月間100人が来店し、そのうち20人がリピートの場合、20÷100×100＝20％で、20％がリピート率になります。

• パーソナルジムの利用者様の目標を明確化し、達成感を提供する

顧客が「成果を実感できない」と感じると、ジムに通うモチベーションが低下します。

• 初回カウンセリングで明確な目標を設定する　例：「3ヶ月で−5kg」「ウエスト−5cm」
• 定期的に体組成計測や写真比較を行い、成果を可視化する例：「1ヶ月ごとに測定・フィードバック」
• 小さな達成でも褒めて、成功体験を積み重ねてもらう

• トレーナーとの信頼関係を強化

パーソナルジムのトレーナーとの関係が良好な顧客は長く通う傾向が強いです。

• トレーナーは固定制にする（担当が変わると信頼関係がリセットされる）
• トレーニング以外のコミュニケーションを意識する　例：「LINEで進捗確認」「日常のちょっとした会話」
• セッション以外でもLINEやSNSでフォローアップを行う
• トレーニング以外の生活習慣や食事アドバイスも提供する

• パーソナルジムの料金・プランの見直し

料金が高い、または継続しづらいプランだと離脱の原因になります。

• 継続しやすい月額制や回数券プランを導入する
• 割引キャンペーンや紹介特典でお得感を演出する
• 解約前に「お試し延長プラン」などを提案し、継続の機会を増やす

• パーソナルジムの予約・来店のハードルを下げる

「通うのが面倒」と思われると継続率が下がる。

• 柔軟な予約システムを導入（スマホで簡単に変更可能にする）
• キャンセル時の振替をスムーズに（回数消化を避けるため）
• 回数券や月額制など、顧客に合った支払い方法を選べるようにする

• パーソナルジムの快適な環境づくり

施設の環境が悪いと、リピートを妨げる要因になります。

• 清潔感のある空間を維持する（特に更衣室・シャワールーム）
• 音楽や照明など、居心地のよい雰囲気を作る
• 待ち時間や予約のストレスを減らす工夫をする

• パーソナルジムのリピート特典を設ける

長く通うメリットがあると、継続率が向上します。

• 継続特典を用意　例：「3ヶ月継続でプロテイン1回無料」「6ヶ月継続で料金割引」
• 紹介制度を活用 例：「友人を紹介すると1回無料」「ペア割引あり」
• VIP会員制度を導入 例：「半年以上の会員は予約優先・特別メニュー提供」

• パーソナルジム卒業後のフォローを用意

目標達成後に離脱しやすいため、卒業後のサポートを考える。

• 維持プランを用意する（週1回のメンテナンスコースなど）
• 自主トレサポートを行う（自宅トレーニングメニューの提供）
• 定期カウンセリング制度を設ける（3ヶ月に1回、無料相談を実施）

• パーソナルジムのコミュニティの活性化

孤独感を感じるとモチベーションが続きにくくなります。

• グループイベントやセミナーを開催し、交流の場を作る
• 会員専用SNSグループを活用し、継続の意識を高める
• 他の会員の成功事例をシェアし、刺激を与える